十坊山  535m  浜崎〜十坊山〜福吉  2002.03.16


浜埼駅より出発。

AM09:35 JR浜埼駅を出発。駅前道路を右方向に進んでいく。正面には城山とその奥に十坊山が見えた。右にカーブしながら進み「二丈浜玉道路」を横断すると左に浜玉中学校がある。学校を見ながら道を左折して更に直進、玉島川の橋を渡り突き当たりをカーブしながら左折。まもなく左手に谷口の集落に斜めに入っていく道を進む。(角に板金工場らしき建物があった)。道標はない。暫く進むと最初の十字路があり、ここを左折。最後の住宅を過ぎると山手にセメント道とアスファルト舗装された道があった。村のおじいさんに聞くとどちらでも行けるらしい‥セメント道を進む。

長い道のりで途中迷路のように左、右と道が出てくるが迷わずミカン畑を見ながらひたすら直進していく。1時間くらい歩いたかな‥直角に右折する道があり、ここを右折。側には川のせせらぎが聞こえる。
200mくらい進むと「水源かん養保安林」の地図の案内板や小川があった。1kmくらい進むと「Y字路」に出る。やっと登山口に着く。近くに小さな「石仏」や「手洗い石」、「十坊山登山口」の道標が目印。あとは道標に従って林道を進み、杉林の中の登山道を進んでいく。
白木峠からの縦走路に出合い、そこから15分くらいで山頂に到着した。
時間にして2時間くらい。実は今回の浜埼ルート、コース案内が載っている本を参考にして登ったのだが内容が古いのか道標が殆ど無かった。正規のルートを進んだのかも不明。とにかく無事着いてよかった。

十坊山周辺図 浜埼駅からのルート


山頂から360度の展望は素晴らしい!

十坊山の山頂広場は上と下の二段の広場からなっていて、上の広場には二つに割れた巨石がある。巨石には鎖が付けられているので是非上がってみてください。360度の素晴らしい展望が楽しめます。虹の松原や晴れた日には遠く海の向こうまで見渡せる。ただ、この日は「黄砂」のせいか景色が少し霞んでいたのが残念。2月に来た時はよく見えたのだが。

恐怖。下山道に猿軍団!

帰りは福吉からのルートをとってみた。巨石裏手の道より下山。道はほぼ1本道で迷うことは無い。やがて道標がある登山口に出て、これより林道を通って中村の集落へと降りていくのだが‥ここで事件は起こった。

林道を進んで暫くたっての事である。突然目の前を横切って杉林の中へ入っていった二匹の動物が!
「あれ?タヌキかな?」「写真撮れば良かったなぁ‥」なんて思ったのも束の間、木から降りて逃げていく別の一匹を見てしまった。
「まさか‥」(タヌキは木には登らんぞ)
その後も林道を進むにつれガサガサ、ガサガサと林の中で逃げていくのが数匹確認。やがて周囲はミカン畑の景色に変わり視界が広がっていくと目を疑うような光景を見てしまった。
小高いミカン畑の山をゾロゾロ、ゾロゾロと駆け上がっていく「真っ赤」なケツをした「猿の群れ」を!10匹はいただろうか。中にはかなり大きなものもいた(ボス猿だろうか)
「これはやばいぞ!」もう写真どころではない。持っていたステッキを固く握り締めてゆっくり集落に向けて下った。あと僅かだ!

この後も右から左へ、左から右へ目の前を横切って逃げていくのが数匹いた。
「ここはサファリパークか!」後方からキーキー泣く声がやたら大きく聞こえる。
やっとのことで最初の民家に降りついた。庭にいたおばさんに猿の話を聞いてみると、やはりこの辺ふもとの畑に降りてきて毎年荒らしているらしい。でも今年はまだ見てなかったらしい。幸か不幸か自分はこの群れに遭遇してしまったようだ。
民家の方に「襲ってくるのか?」の問いに
「目が遭ったら襲ってきますよ。」と軽く答えてくれた。あー恐怖!

山頂から福吉まで約1時間30分くらい。途中の「まむし温泉」に立ち寄り疲れをとった。

この時季咲いていた花 山頂から見た福吉方面

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